来年のリオデジャネイロ五輪セーリング日本代表に決まった女子470級の吉田愛、吉岡美帆組(ベネッセ)が7日、成田空港に帰国し、吉田は「メダルを取るために1年間、しっかり練習したい」と浮かれることなく表情を引き締めた。

 日本連盟が選考大会に指定した2大会が、4日に閉幕した欧州選手権(デンマーク)で終了し、日本勢トップが確定。現在世界ランキング3位で、五輪のメダル獲得が期待されている。

 2008年北京、12年ロンドン大会に続く3度目の挑戦に向け、34歳の吉田は「もう一段レベルを上げなければいけない」と冷静に今後を見据え、初出場となる24歳の吉岡は「ここからがまた新たなスタート。勢いとパワーで頑張りたい」と力強く語った。