ハンドボール男子日本代表の宮崎大輔(34=大崎電気)が、4度目の五輪予選挑戦に意欲をみせた。

 リオデジャネイロ五輪アジア予選に臨む男女の日本代表が5日、都内で壮行会に出席した。男子の予選は11月にカタールで開催。痛めていた腰の手術から先月代表復帰したばかりの宮崎は「まず代表のメンバーに残ることが大切。ギリギリですから」と話した。

 34歳は代表候補25人の中で最年長、そして174センチの身長は最も低い。病み上がりで体調が完全に戻ったとはいえないが「(岩本)監督にアピールするため、走る練習では頑張っていますよ」と笑った。

 昨年のアジア大会で9位と惨敗、監督交代後の今年5月には東京・北区の味の素ナショナルトレセンの禁煙区域で選手が喫煙して問題になった。「ハンドボールをメジャーにしたい」とテレビ出演などで競技を露出してきた宮崎だが、負のイメージが優先する状況になった。「イメージアップには勝つしかない。リオ五輪に出て、ハンドボールを盛り上げたい」と話していた。