男子ショートプログラム(SP)で首位に立った羽生結弦(ANA)がフリーも1位の184・05点をマークし、合計277・19点で今季初戦を優勝で飾った。

 羽生は和をテーマに映画「陰陽師(おんみょうじ)」の曲を使った今季の新プログラムを演じ、序盤のサルコー、トーループと2度の4回転ジャンプに成功。後半の4回転で転倒はあったが、まずまずの内容で演技を終えた。

 羽生は「点数は自分が思っていた以上に評価された。まだ4回転を3つ入れた構成を決められていないのが悔しい。試合勘のない中でサルコーとトーループの4回転を立てたことは1つの収穫になる」と話した。