女子団体総合決勝が行われ、日本は4種目合計169・887点で昨年の8位を上回る5位に入った。米国が181・338点で3連覇し、中国が2位、英国が初の表彰台となる3位だった。

 日本の5位は2010年ロッテルダム大会以来、団体総合が実施された大会では3大会ぶり。予選6位の日本は平均台で村上茉愛(日体大)が落下したが、初代表の宮川紗江(セインツク)が跳馬と床運動でチームトップの高得点と活躍し、エースの寺本明日香(中京大)は全4種目で貢献した。

 塚原千恵子・日本女子監督は「若い選手がよく頑張った。練習の積み重ねが自信になった。寺本、笹田、村上の代表経験者も若手を生活面から引っ張った」と話した。

 予選上位で来夏のリオデジャネイロ五輪出場権を獲得した8チームが、各種目で演技した3人の得点合計で争った。

 28日(日本時間29日未明)には男子団体総合決勝があり、予選トップ通過の日本が37年ぶりの頂点を目指す。