男子で伊藤正樹(東栄住宅)と棟朝銀河(慶大)が上位8人(各国・地域最大2人)での決勝に進んでリオデジャネイロ五輪出場枠を獲得、日本体操協会の選考基準で五輪代表に決まった。

 伊藤は4位だった前回ロンドンに続き2度目、棟朝は初の五輪出場となる。決勝で伊藤は4位、棟朝は8位だった。

 女子は中野蘭菜(星稜ク)が14位、岸彩乃(金沢学院大ク)は15位、土井畑知里(日体大ク)は23位でいずれも決勝進出を逃した。五輪の出場枠は、最終予選を兼ねた来年4月のテスト大会(リオデジャネイロ)でも獲得のチャンスがある。

 ◇伊藤正樹の話 自分がやってきたことは間違いではなかったと思う。力は出しきった。笑顔で日本に帰ることができる。(五輪へ向けては)難度を上げてどうなるか。

 ◇棟朝銀河の話 けっこう前から、五輪に出ている自分の姿をイメージしてやってきた。(五輪に向けては)これがスタート。やっとスタートの位置に来たな、と思っている。