賭博問題で謹慎していたバドミントン男子シングルスの桃田賢斗(21=NTT東日本)が、出勤停止の処分解除となる30日に出社し、練習を再開する見通しであることが27日、分かった。桃田以外に7人が賭博問題に関わって、4月7日の問題発覚後に活動を自粛してきたNTT東日本男子バドミントン部が30日に練習を再開。桃田も参加する。

 桃田は4月8日にNTT東日本から30日間の出勤停止処分を、同10日には日本バドミントン協会から日本代表の指定解除、無期限の競技会出場停止処分を、それぞれ科されていた。これによりメダル有力候補とされていたリオデジャネイロ五輪出場は消滅した。

 日本協会は桃田の言動次第で無期限出場停止処分を解く可能性を示しており、NTT東日本と連携し桃田の更生プログラムを練る計画も立てている。20年東京五輪に向けて大会に復帰できるかどうかは、今後の桃田の言動にかかっている。