予選を突破して本戦に初出場した西岡良仁(ヨネックス)はセルジー・スタホフスキー(ウクライナ)に3-6、4-6、4-6で敗れた。

 20歳の西岡はスタホフスキーの高速サーブに対応できず、19本のエースを決められた。「テニスといえばウィンブルドン。出るからには絶対に勝ちにいく」と挑んだ伝統の舞台でほろ苦いデビュー。「自分のペースにできず苦しかった」と肩を落とした。

 2014年仁川アジア大会金メダルで「錦織2世」と期待されるサウスポー。苦手意識がある芝コートは球足が速く「相手のサーブが全く読めなかった」と嘆いた通り、リターンに苦しみ、ストローク戦で主導権を握れなかった。

 これで全ての4大大会で本戦に出場。「全部1回経験できたのはプラスになる」と成長を期した。