リオデジャネイロ五輪で、日本テニス96年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得した世界7位の錦織圭(26=日清食品)が貫禄の初戦突破だ。同68位で予選勝者のユージニー(ロシア)に6-3、6-2の1時間20分でストレート勝ち。3回戦進出を決めた。

 錦織は、リオ五輪3位決定戦終了後、その日の14日夜には自家用ジェットで、1度、拠点とする米フロリダの自宅に戻り、翌日の15日にシンシナティ入りした。3位決定戦後、わずか3日後にこの日の試合を迎え、さすがに「最高に足が重い」と苦笑い。それでも、2度の4大大会4強の経験があるベテラン相手に、6割ぐらいの力でストレート勝ちだ。次戦は、同13位のゴフィン(ベルギー)と同21位のトミック(オーストラリア)の勝者と対戦する。