リオデジャネイロ五輪で日本テニス96年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得した世界7位の錦織圭(26=日清食品)は、同21位のトミック(オーストラリア)に6-7、6-7で敗れ8強進出はならなかった。

 第1セット第5ゲームで長いラリーから絶妙のドロップショットを決め、錦織が先にブレークしてリードしたが、終盤から動きが重くなり、足も止まってきた第10ゲームに2度のダブルフォールトとミスでブレークを許して追いつかれた。6-6からのタイブレークもミスが目立ち、1-7で奪われた。

 第2セットに入っても本来の調子を取り戻せず、苦しみながらキープをする展開。第10ゲームでは3度のブレークチャンスをものにできず、このセットもタイブレークにもつれ込み、1度はマッチポイントをしのいだが、最後はミスで力尽きた。

 錦織とリオデジャネイロ五輪で3位決定戦を戦った同5位のラファエル・ナダル(スペイン)も、3回戦で同14位のマリン・コリッチに1-6、3-6でストレート負けした。

 同6位のミロシュ・ラオニッチ(25=カナダ)と3回戦で対戦した、同102位でリオデジャネイロ五輪男子テニスでは2回戦で敗退した杉田祐一(27=三菱電機)は、フルセットまで持ち込む健闘を見せたが、1-6、6-3、1-6で敗れた。