バスケットボール「Bリーグ」のプレシーズンマッチで、東北に本拠を置く1部、2部の6チームが参加し、9月9日から3日間行われる東北カップ(福島・あいづ総合体育館)の記者会見が23日、福島・郡山市内で行われた。会見には全6チームのヘッドコーチが出席し、意気込みを語った。

 パスラボ山形・棟方公寿HC(49)「ヘッドコーチとしては3回目の東北カップ。でも決勝に進んだことがない。目標は決勝進出。震災があってバスケットで東北を元気にするという東北カップ。必死にやっている姿を子どもに見せたい」

 仙台89ERS・間橋健生HC(45)「6県のバスケットボールファミリーが集まる重要な大会。チームでは激しいディフェンスから早いテンポのバスケットで東北チャンピオンになりたい」

 岩手ビッグブルズ・上田康徳HC(29)「開幕に向けていろいろと試して、全力プレーをしたい。カップ戦なので優勝目指してやりたい」

 秋田ノーザンハピネッツ・長谷川誠HC(45)「自分としては5回目の東北カップで、HCとしては2回目。今回のB1で上位に行くには非常に大事な試合。オフェンス、ディフェンスでいろんな事を試したい。選手の組み合わせなど試して、いいゲームをしたい。」

 青森ワッツ・佐藤信長HC(46)「メンバーが替わり、平均23、4歳になった。若さを生かして開幕につなげていきたい」

 福島ファイアーボンズ・森山知広HC(32)「前回大会は優勝した。B2からB1に向けて最短で昇格できるようにやっていきたい。去年から選手は大きく替わっていないが、替わったファイアーボンズのバスケットを見せられたら」

 またBリーグ大河正明チェアマン(58)も来場し、「東北には6クラブがそろった。各地域でB1、B2がそろうのは東北のみ。B2でも5000人収容のアリーナができて、戦力が上がれば、B1に1年で昇格できるかもしれない。またB1はB2に降格することもある。B3だってある。相撲に例えるならば幕内、十両、幕下がある。東北のバスケットの質は高い。将来は東北の6つのチームが1部に上がってもおかしくない」と東北勢の熱い戦いに期待を寄せた。