石川佳純(23=全農)が、リオ五輪後の初戦に臨み、黒星発進となった。

 女子団体銅メダル獲得から約2カ月。日立化成のゴールド選手として、2年ぶりの日本リーグ参戦で、東京五輪への再スタートをきったが、シングルス2番手で登場するも、過去4戦4勝の宋恵佳(21)にフルゲームの末に敗れた。チームも1-3で敗れ、開幕戦勝利を逃した。

 第1ゲームでいきなり3失点すると、リズムに乗れずに7-11と落とした。第2ゲームも相手の揺さぶりに反応できずに接戦となると、10-8のゲームポイントを奪いながら逆転を喫した。第3ゲームも速いラリーに対応できない場面も多かったが、なんとか11-9でしのぎ、敵地ながら観客から大きな拍手を浴びた。第4ゲームは9連続得点で圧倒。だが、6-6から始まる特別ルールの最終ゲームもミスが目立ち、9-11で負けた。

 試合後は、無念の表情を浮かべ、ショックを隠しきれない様子だった。今後は、日本リーグ全戦に出場してから、ワールドツアーに復帰する予定。28日の第2戦(茨城・日立)では日本生命と対戦する。