男子で今季世界最高で連覇した羽生結弦(21=ANA)を始め、女子で2位の宮原知子(関大)らが華やかにリンクを舞った。

 主役の羽生は大トリで登場した。曲は「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」。サン・サーンスの「白鳥」に、イタリア語の歌詞がついたラブソングに乗って、白い羽根がついた豪華な衣装を身にまとい、流れるような華麗なスケーティングを披露すると会場は大興奮に包まれた。

 アンコールは、今季のSP曲、プリンスの「レッツ・ゴー・クレイジー」。今度は一転、軽快なリズムで力強く舞うと会場はライブ会場のごとくまさに一体化。最後まで「羽生劇場」だった。

 今後は12月8日開幕のGPファイナル(フランス・マルセイユ)で史上初の4連覇を目指す。