7年ぶり7度目の優勝を狙う第1シード筑波大が、第4シードの順大を3-0で下し、前回優勝以来7年ぶり17度目の決勝進出を果たした。

 筑波大は第1セットの立ち上がり、2-8とリードを奪われた。しかし、タイムアウトで中西監督が「動きが足りてないぞ」と活を入れると、レフト朝日優衣(4年)のサーブ、スパイクなどでリズムをつかみ、逆転した。このセットを25-20で取ると、第2、第3セットは危なげない試合運びで、ストレート勝ちした。

 完勝にも朝日は「最初、足が動いていなかった。個人的にも失点が多かった」と、まず反省の言葉を口にした。しかし、チームは上り調子とのことで「みんなのコンビネーションは1戦ずつ良くなっている」と決勝に向けて自信を見せた。

 「明日は試合の入りに気をつけたい。アップから気持ちを作る。やることをやって(優勝という)結果を残したい」という朝日。中西監督は「ネット際の攻防で勝つ」と気合を入れた。

【女子準決勝】

 筑波大3(25-20、25-19、25-10)0順大

 <主催>日本バレーボール協会、全日本大学バレーボール連盟、朝日新聞社、日刊スポーツ新聞社、ジェイ・スポーツ<特別協賛>三基商事