今季4大大会初戦の全豪オープンが開幕し、世界ランク5位の錦織圭(27=日清食品)が45位のアンドレイ・クズネツォフ(25=ロシア)に5-7、6-1、6-4、6-7、6-2の逆転勝ちを収めた。

 185センチの長身から伸びのあるショットを放つクズネツォフの勢いに第1セットは奪われる苦しい展開。しかし第2セット以降は左右、前後への揺さぶりに持ち前の正確なショットで対抗。互いにブレークを奪い合うなど一進一退の攻防が続いた中、第2、第3セットを錦織が奪い返した。

 第4セットはタイブレークにもつれ込む接戦。最後は錦織のショットがネットにかかりクズネツォフがこのセットを奪い、ファイナルセットにもつれ込んだ。

 第5セットはともにサービスをキープする展開で始まったが錦織が第4ゲームをブレークして有利に試合を展開。真夏のオーストラリアで粘るパワフルな相手との3時間34分の耐久戦に競り勝った。錦織は2011年以来、7年連続で同大会で初戦を突破した。

 2回戦ではシャルディー(フランス、72位)と対戦する。これまでの対戦成績は錦織の4勝2敗。