関西運動記者クラブ選定の第60回関西スポーツ賞の表彰式が16日、大阪市内のホテルで行われ、リオデジャネイロ五輪柔道男子73キロ級を制して受賞した大野将平(旭化成)は「時間がたち、上には上がいることを痛感している。大きな目標に向かってやりたい」と、東京五輪での連覇達成を視野に抱負を述べた。

 リオ五輪シンクロナイズドスイミングのチーム、デュエットで銅メダルを獲得した日本代表の井村雅代ヘッドコーチは「選手と表彰式に立ててうれしい。次の目標に進みたい」とあいさつ。プロ野球セ・リーグ新人王に輝き、特別賞を贈られた阪神の高山俊外野手は「チームの優勝に貢献できるようにしたい」と言って表情を引き締めた。

 フィギュアスケートの世界ジュニア女王の本田真凜(大阪・関大中)らも表彰され、昨年亡くなったラグビーの元日本代表監督、平尾誠二さんらが功労賞を受賞した。