丹羽孝希、酒井明日翔組(ともに明大)は準決勝で前回優勝の水谷、吉田組を破って勢いに乗った。決勝では2-0から追い付かれたが、最終ゲームをしぶとく奪取。シングルスで8強入りを逃していた丹羽は「勝って大会を終われてよかった」と胸をなで下ろした。

 丹羽がバックハンドで強い回転をかけた「チキータ」で相手を崩し、酒井が強打を打ち込むコンビネーションがさえた。松平健太(ホリプロ)とのペアで優勝経験がある丹羽は「僕はパートナーに恵まれている」と相棒をたたえ、後輩の酒井は「引っ張ってもらって勝てた」と感謝していた。