明成(宮城)が羽黒(山形)を破り、2年ぶり7回目の優勝を果たした。後半第3ピリオドから一気に点差を引き離し、地力の差を見せた。

 今大会には前主将だった清水翔太(3年)がマネジャーとしてベンチ入り。佐藤久夫コーチ(67)の指示をかみ砕いて選手に助言するなど、ベンチワークを支えた。昨年は4連覇をかけた選抜優勝大会でまさかの初戦敗退。「自分たちが悔しい思いをしたので、後輩にはしてほしくない」と経験を伝えている。仙台大に進学予定だが競技生活は行わなず、トレーナーとなる夢を追う。「後輩が優勝したのを、3年生としてはうれしく思う。でもまだ伸びると思うし、まだまだ期待している」と後輩たちの成長を願った。