羽生結弦(22=ANA)が97・04点で3位発進となった。
宇野昌磨(19=中京大)は自己ベストの100・28点で2位、田中刑事(22=倉敷芸術科学大)は77・55点の11位。
全米王者のネイサン・チェンが103・12点で首位に立った。
<SP上位成績>
順位 | 選手 | 得点 |
---|---|---|
1 | ネイサン・チェン | 103.12 |
2 | 宇野昌磨 | 100.28 |
3 | 羽生結弦 | 97.04 |
4 | 金博洋 | 91.33 |
5 | パトリック・チャン | 88.46 |
6 | 閻涵 | 84.08 |
7 | グラント・ホッホスタイン | 81.94 |
8 | ミーシャ・ジー | 81.85 |
9 | ジェイソン・ブラウン | 80.77 |
10 | ブレンダン・ケリー | 78.11 |
11 | 田中刑事 | 77.55 |
羽生結弦
(演技構成)4回転ルッツ/4回転サルコー+3回転アクセル/フライングキャメルスピン/3回転アクセル/チェンジフットシットスピン/ステップシークエンス/チェンジフットコンビネーションスピン
冒頭の4回転ルッツはうまく着氷。連続ジャンプは最初に予定していた4回転が2回転に。その後はダイナミックな演技で観客を魅了した。中盤の3回転アクセルも難なく着氷した。演技後は少し悔しそうな表情をみせた。
<コメント>
まだまだ出来ることがあった。悔いは残っているが、今できることはやったと思っているので、出来ることをさらに上げていかないといけないと思った。(4回転が決まった)ショート、フリーを通して綺麗に4回転が決まっていなかったので、そういう意味では、成長できたかなと思います。ただ、頭が公式練習と同じになってしまい、練習を引きずってしまったのかなと思いました。(真・4回転時代に)自分がやるべき事は変わらないので、これからも練習していって自分の実力を上げて行けたらと思います。
- 男子SPの演技をする羽生(撮影・山崎安昭)
- 男子SPで2回目のジャンプの後に悔しがる羽生(撮影・山崎安昭)
- 男子SPで演技する羽生結弦(共同)
- 男子SPで2回目のジャンプの後に悔しがる羽生(撮影・山崎安昭)
宇野昌磨
(演技構成)4回転フリップ/4回転トーループ+3回転トーループ/フライングキャメルスピン/チェンジフットシットスピン/3回転アクセル/ステップシークエンス/チェンジフットコンビネーションスピン
冒頭の4回転フリップは着氷時にバランスを崩すがこらえた。連続ジャンプも2本目のジャンプ後に少し崩した。しっとりした曲調にあわせ妖艶な演技を見せた。演技後、胸に手を当てほっとした表情をみせ、客席の声援には笑顔で応えた。
<コメント>
100点を超えて2ケタから3ケタになり、うれしいが、今年はショートのジャンプが決まらない中で、久々にまとまった演技が出来き、割といい演技が出来たなと思いました。フリップも自信持っていくことが出来てが、ただ加点のつくフリップではなかったので、もっといい4回転が飛べるようにやっていかないといけない。今回はジャンプが良かったが、それ以外がジャンプばかりに気がいってしまい身が入らなかった。今後はそこを重点的に取り組んでいきたい。フリーでは4回転ループを入れていく予定で、成功できずとも悔いの残らない攻めた姿勢でジャンプに取り組んで演技を終えたい。
- 男子SPの演技を見せる宇野(撮影・山崎安昭)
- 男子SPの演技を見せる宇野(撮影・山崎安昭)
- 演技を終えた宇野は充実した表情を見せる(撮影・山崎安昭)
田中刑事
(演技構成)4回転サルコー/3回転アクセル/チェンジフットキャメルスピン/フライングキャメルスピン/3回転フリップ+3回転トーループ/ステップシークエンス/チェンジフットコンビネーションスピン
冒頭のジャンプは4回転にならず着氷。3回転アクセルは綺麗に着氷。中盤の連続ジャンプもうまく着氷した。演技後は悔しそうな表情で歓声に応えた。
<コメント>
最初のジャンプで失敗して、100パーセントの気持ちが入りきれずに自分の中でも全体的に悔しい演技だった。ここからスタートなので、フリーではジャンプで変なミスをせずに、表現したいものをしっかり出し切って滑りたい。
- 男子SP 演技する田中(撮影・山崎安昭)
- 男子SP 演技を終えてあいさつする田中(撮影・山崎安昭)
<第1グループ>>
1=マイケル・テン(台湾)
2=マーク・ウェブスター(オーストラリア)
3=ハリソン・イェン・ウォン(香港)
4=チョウ・カイシァン(マレーシア)
5=ブレンダン・ケリー(オーストラリア)
<第2グループ>
6=曹志禕(ソウ・シイ=台湾)
7=イ・シヒョン(韓国)
8=イ・ジュンヒョン(韓国)
9=レスリー・イプ(香港)
10=キム・ジンソ(韓国)
<第3グループ>
11=ジュリアン・ジー・ジェイ・イー(マレーシア)
12=リー・ハリー・ホウシェン(香港)
13=アンドリュー・ドッズ(オーストラリア)
14=ケビン・レイノルズ(カナダ)
15=閻涵(エン・カン=中国)
<第4グループ>
16=田中刑事
17=ナム・グエン(カナダ)
18=マイケル・クリスチャン・マルティネス(フィリピン)
19=ネイサン・チェン(米国)
20=グラント・ホッホスタイン(米国)
<第5グループ>
21=ジェイソン・ブラウン(米国)
22=羽生結弦
23=宇野昌磨
24=パトリック・チャン(カナダ)
25=ミーシャ・ジー(ウズベキスタン)
26=金博洋(キン・ハクヨウ=中国)