ショートプログラム(SP)10位スタートの樋口新葉(16=東京・日本橋女学館高)が、フリー113・22点の合計172・05点で9位と悔しい結果に終わった。ジャンプが空中でばらけてしまうミスなどが続き、演技終了後は頭を抱えた。「SPもフリーもあり得ないぐらい、出来が悪かった」。点数表示を待つ際には涙を見せ、苦い4大陸デビューとなった。

 昨年12月の全日本選手権は合計199・49点の2位。しかし、右足甲の痛みなどで、韓国入り後の練習からミスが目立っていた。18年平昌五輪の枠取りがかかる世界選手権(3月29日開幕、ヘルシンキ)へ「(今回)何も残せていないので、しっかり反省したい。世界選手権に向けてしっかりやりたい」と必死に前を向いた。