快進撃を続ける世界70位の西岡良仁(21=ミキハウス)が、同3位のスタン・バブリンカ(スイス)から第1セットを奪うなど大健闘したが、6-3、3-6、6-7で惜しくも敗れ、8強入りを逃した。


 予選決勝で敗れたが、ラッキールーザー(幸運な敗者)で本戦に出場した西岡は、1回戦で同158位のエリス・イメル(20=スウェーデン)、2回戦では身長211センチ、世界歴代最多1万本以上のサービスエースを誇る、同21位のイボ・カルロビッチ(38=クロアチア)をともにストレートで下した。3回戦では同14位のトマス・ベルディハ(31=チェコ)を1-6、7-6、6-4と大逆転で下す大金星を挙げ、初のマスターズ大会16強入りを果たしていた。


リターンする西岡(AP)
リターンする西岡(AP)



西 岡16-3
3-6
6-7
2バブリンカ


第3セット


   101112
西 岡      46
バブリ      77

○はキープ、●はブレーク、Tはタイブレーク


 ▼西岡は第1ゲームでトリプルのブレークポイントをつかみ、長いラリーを制してブレーク。第4ゲームはバブリンカのバックがさえて押し込まれるが、相手ミスにも助けられて何とかキープ。第6ゲームは危なげなくラブゲームでキープ。第7ゲームはバブリンカのミスが目立ちジュースに持ち込むが、ブレークポイントはつかめずキープを許す。


 第8ゲームはラリーに競り負けダブルのブレークポイントを握られたが、しのいでジュース。息詰まるラリー戦が続いたが、粘り強いストロークでキープ。


 キープすれば勝利となる第10ゲームは痛恨のダブルフォールトで15-30とリードを許したが、32回の長いラリーからバブリンカのフォアがアウトし30-30。しかし、バブリンカにバックのウイナーを決められ30-40とブレークピンチ。最後はフォアのウイナーを決められブレークを許し追いつかれる。


 第11ゲームはフォアのウイナーを決め30-30とし、バブリンカがフォアをアウトしてブレークチャンス。最後はバブリンカのコードボールがアウトし、すぐさまブレークバック


 第12ゲームはフォアのウイナーでバブリンカがポイント先行。しかし、西岡も強烈なフォアのストレートでウイナーを奪い15-15。長いラリーからバブリンカのバックがアウトし30-15。バブリンカがフォアのウイナーで30-30と粘る。西岡のフォアがアウトし、ブレークピンチ。最後は西岡がラリーに競り負けブレークを許し、タイブレークへ


 タイブレーク 1-1から西岡のミスで1-2とミニブレークを許す。しかし、ネットインのボールを必死で拾った西岡がミニブレークしてイーブンに戻すが、ネットプレーを失敗して2-4とバブリンカがリード。さらにフォアのウイナーを決められ、2-5。長いラリーからバブリンカのミスで3-5。しかし、西岡のフォアがアウトし3-6とマッチポイントを握られる。4-6から最後はバブリンカの強烈なフォアを西岡が返せず、4-7となり力尽きた。西岡はスタンドからの大拍手を受けてコートを去った。2時間13分の大熱戦だった


第2セット


   101112
西 岡          3
バブリ       6

○はキープ、●はブレーク、Tはタイブレーク


 ▼西岡は第3ゲームをダブルフォールトが響いてブレークされた。第4ゲームはバブリンカのミスなどでジュースに粘ったがキープされた。第5ゲームはチャンスボールをスマッシュ失敗。ジュースに持ち込まれ、ブレークピンチを迎えたが何とかキープした。第9ゲームで連続ミスからダブルのセットポイントを握られ、しのいでジュースに粘ったが最後はミスで第2セットを奪われた。ここまで凡ミスは西岡が16本、バブリンカは33本


第1セット


   101112
西 岡       6
バブリ          3

○はキープ、●はブレーク、Tはタイブレーク


 ▼西岡は第2ゲームをラブゲームでキープした後、第3ゲームをブレークしてリード。すぐにブレークバックされたが、第7ゲームをブレークし、第9ゲームもジュースに持ち込んでブレークして第1セットを6-3で先取した