世界選手権2位の宇野昌磨(19=中京大)が103・53点で首位に立った。冒頭の4回転フリップに成功。4回転-3回転の連続トーループは、後半が2回転。「3回転が2回転になった。なったというよりも、してしまったという感じ。思い切ってやろうと思ったけど、チーム戦なので、ミスすると大きく迷惑をかけるなと思った。2回転に逃げてしまった」と悔しさをにじませた。

 終盤のトリプルアクセルでは3点の加点がつくなど、点数を積み上げたが「演技以上に自分に負けたと思いました」。自己ベストに1・33点差に迫る高得点をマークしても、最後まで笑顔はなかった。