世界ランキング91位の杉田祐一(三菱電機)が第7シードのパブロ・カレノブスタ(スペイン)に6-3、6-3で勝ち、ツアーで自己最高に並ぶ8強入りを果たした。28日(日本時間同日夜)の準々決勝で第4シードのドミニク・ティエム(オーストリア)と対戦する。

 ツアーを統括するATPによると、予選で敗れた杉田は第2シードだった錦織圭(日清食品)が右手首痛で欠場したため、繰り上がりで出場する「ラッキールーザー」で本戦に進出。1回戦で元世界ランク5位のトミー・ロブレド(スペイン)、2回戦でツアー14勝を誇るリシャール・ガスケ(フランス)を破って勢いに乗っていた。

 第1シードのアンディ・マリー(英国)や昨年優勝のラファエル・ナダル(スペイン)は順当に8強入りした。