日本スケートボード協会(AJSA)プロツアーが開幕、第1戦は佐川涼(17=ムラサキQS横浜)が優勝した。

 2位は西川誠(22=ハスコ)、3位は田中陽(16=ムラサキパーク)。23日の日本選手権で優勝した池田大亮(16=ムラサキパーク)は連覇を目指してトップで決勝に進んだが、得点が伸びずに決勝8人中8位に終わった。

 一昨年の「ワンメイクスタイル・イン横浜」に続く優勝を果たした佐川は、国内最高額の賞金60万円を手に「予選はよくなかったので、勝ててうれしい」と話した。後輩たちからは食事をねだられて苦笑いしながら「授業料が高い私立高校に通わせてもらっているので、親にも渡さないと」。

 将来の目標は海外で活躍すること。「もっともっと練習して、うまくならないといけない」と気を引き締めた。日本選手権では8位に入り、第1回世界選手権(9月、中国)に向けた強化指定選手入り。「東京五輪も、出られるなら出てみたい」と意欲をみせた。