25日に開幕する関西学生アメリカンフットボールリーグ1部リーグに所属する8大学の監督が22日、大阪市内で今季への意気込みを語った。

 27日に神戸・王子スタジアムで王者関学大との初戦を迎える同大の藤原良弘監督(56)は「ひたすら胸を借りるつもりで、真っ向勝負するのみ」。これに関学大の鳥内秀晃監督(58)は、すかさず反論した。「真っ向勝負とか言って、去年はキックオフリターンされてる。今年はフェイクしませんの?」と“口撃”し、会場の笑いを誘った。昨年の初戦も同カードで、35-7で関学大が勝利。だが、同大はパントキックのふりをするパントフェイクやキックオフリターンで会場を沸かせていた。

 2年ぶりの優勝を狙うのは、立命大の米倉輝監督(46)だ。2年前の甲子園ボウルで年間最優秀選手を受賞したRB西村七斗(4年)や同最優秀選手QB西山雄斗(4年)らタレントぞろい。「(オフェンスとディフェンスの)ライン以外は、去年のスタメンも残ってる。西山、西村たちが力を発揮できるかは、ライン次第」と話した。