世界ランキング36位の錦織圭(28=日清食品)は同3位で第2シードのマリン・チリッチ(29=クロアチア)を6-4、6-7、6-3のフルセットで下し、初の4強入りを果たした。

 準決勝はガスケ(フランス)とズベレフ(ドイツ)の勝者と対戦する。

 2時間55分の死闘を制した錦織は、勝利の瞬間、両手を突き上げて大観衆の拍手を浴びた。ツアー大会での対戦成績は錦織の8勝6敗、チリッチ戦の連敗を3でストップした。

 錦織は「ラスト2ゲームはいい形で終われた。いいレベルで(プレー)できている。まだ修正するところはあるけどテニス自体は良くなってきている。(右手首の状態は)良くはないが、プレーできるくらいにはある。夜(一晩)体調を戻したい」と話した。