テニスの4大大会、全米オープンで日本人選手初のシングルス優勝を遂げた大坂なおみ(20=日清食品)に、女性アスリート最大級の巨額契約が持ち上がった。

英紙タイムズによると、大手スポーツメーカーのアディダス社が年間650万ポンド(約9億5485万円)で契約更新し、近日中に発表するという。同社は大坂にウエア、シューズを提供しているが、これまでの契約とは1ケタ違う金額になった。これはアディダスが契約する女子アスリートでは最高額だという。

大坂のことしの賞金総額は6億3726円だけに、この金額を上乗せすればそれだけで約16億円。米経済誌フォーブスが発表した2017年6月から18年5月までの「最も稼いだ女子アスリート」では、トップがテニスのセリーナ・ウィリアムズ(36=米国)の19億9000万円(賞金700万円、副収入19億8000万円)で、2位もテニスのウォズニアッキ(28=デンマーク)で14億3000万円(賞金7億7000万円、副収入6億6000万円)。大坂はほかのスポンサー契約も含めれば、世界1位のS・ウィリアムズに迫る勢いだ。

大坂は13日に帰国した足で、大手自動車メーカー、日産とのブランドアンバサダー契約も発表。注目を浴びるスーパー20歳は、17日開幕の東レ・パンパシフィック・オープン(東京・アリーナ立川立飛)で凱旋(がいせん)試合に臨む。