卓球女子で五輪に4大会連続出場し、21日に自身のブログで引退を表明した福原愛(29=ANA)が23日、都内で取材に応じ、自らの口で、改めて引退について語った。

質疑応答の中で、3歳で始めた26年間の卓球人生の序盤に、「泣き虫愛ちゃん」としてメディアに幅広く報じられた頃の自分に「何か言いたいことは?」と聞かれた。福原は「あの時は『泣き虫愛ちゃん』と言われて『泣き虫じゃないもん!』と何回も、何回も思ったんですけど(シングルス4強、団体銅メダルだった)最後のリオオリンピックの時も泣きましたし『泣き虫愛ちゃんだよ』と言いたいです」と照れ笑いを浮かべた。

また、幼少期にメディアに注目され続け「つらくなかったか?」と聞かれると「家族だったり親戚だったりが、行動範囲を狭めて迷惑だったと思う…つらかった。でも(家族は)勝った時、喜んでくれた。感謝の気持ちでいっぱいです」と振り返った。【村上幸将】