国際陸連のディアク会長は7日、国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長が北京五輪の陸上男子100メートルを世界新で制したウサイン・ボルト(ジャマイカ)のゴール後の喜び方について「敗者への敬意に欠けていた」と苦言を呈したことに異議を唱えるなど、ロゲ会長を批判する声明を発表した。

 ロゲ会長は2012年ロンドン五輪用に新設し、大会後は客席を縮小して残す計画の陸上競技場についても、最近の世界的な金融危機に関連して陸上のために遺産を残す必要はないと発言。これに対しディアク会長は「わたしの競技(陸上)への敬意に欠けている」とかみついた。