22日の東京マラソンを最後に現役引退した弘山晴美(資生堂)が24日、都内で会見した。引退を決意した理由として「(05年の)名古屋国際女子マラソンで優勝して、チームでは駅伝で優勝(06年)し、そのころから目標を持ちづらくなった。今年は初めて、体がきつくなり、練習がしんどくなった」と明かした。

 今後も資生堂に所属し、後輩へのアドバイスなどを送りつつ、講演活動も始める予定。「(夫の勉さんが)監督として外に出ることが多くなったので、家に帰ってきた時はのんびりできるようにしたい」と、夫への気遣いをみせた。勉監督は「家で(妻の)笑顔が見られたら、言うことありません」とのろけていた。