戦後の日本に夢と希望を与えた「フジヤマのトビウオ」古橋広之進氏はの略歴は以下の通り。

 ◆古橋広之進(ふるはし・ひろのしん)1928年(昭3)9月16日、静岡県浜名郡雄踏町生まれ。雄踏小4年から浜名湖で水泳を始め、小6で学童新記録を出して「豆魚雷現る」と報道される。浜松二中から日大卒。47年8月に400メートル自由形で4分38秒4の世界新記録をマーク。49年8月の全米選手権の活躍で国民的英雄になった。52年ヘルシンキ大会で五輪初出場も、400メートル8位と惨敗。現役を引退する。51年に大同毛織入社。66年に退社した後、日大文理学部教授、日本水連会長、国際水連副会長などを歴任。90年(平2)5月~99年3月にJOC第13代会長。93年には文化功労者に選ばれた。08年度文化勲章を授章。「水泳殿堂」入りも果たしている。