陸上男子400メートル障害の為末大(31=APF)が11日、昨年2月より活動拠点を置く米サンディエゴへ出発した。昨年12月から「海外で頑張る日本選手」としてユナイテッド航空と契約し、渡航サポートを受けている。成田空港で新年の抱負を聞かれると、「若手を無理やりにでもヨーロッパに引っ張っていって育成したい」「スポンサーがつかず困っているアマ選手を救うために、スポーツの大会を運営して競技バリューを高めたい」など、自身の競技以外の面でも次々と目標が飛び出した。今年を「動」の1年にしたいと言う為末が、日本陸上界のために一肌脱ぐ構えだ。