<ビーチバレー:アジア大会代表選考会兼国内ツアー東京オープン>◇2日目◇2日◇東京・お台場海浜公園

 浅尾美和(24=エスワン)が、初の日本代表に王手をかけた。草野歩(24=エスワン)との「浅草」コンビで、楠原千秋(34)、三木庸子(33)組を21-14、16-21、15-13で約1時間のフルセットを制し準決勝に進んだ。浅草ペアは、第1セットを快勝したが、第2セットの中盤で、ドリブルの反則を立て続けに取られ、リズムが狂った。しかし、最終セットは12オールからの接戦をものにした。

 今大会は11月のアジア大会(中国・広州)代表選考会を兼ねる。浅尾はこれまで日の丸を1度も背負ったことがない。男女ともに枠は2。3日の準決勝に勝ち決勝に進めば、初の日の丸が濃厚となる。それでも浅尾は「いつも意識しすぎて空回り。落ち着いてやれば勝ちはついてくる。万全の態勢で挑みたい」と冷静だ。