25日に開幕するフィギュアスケートのGPシリーズ最終戦、ロシア杯に出場する女子の今井遥(18=東京・日本橋女学館高)は24日、モスクワの本番会場で公式練習に臨んだ。新しく師事する佐藤有香コーチと確認しながら初滑りを終えて「滑りやすいリンク。良かった」と上々の感触を得ていた。

 初戦のスケートアメリカで自己ベストの得点で4位に入り、今大会は優勝すればファイナル(12月8日開幕、カナダ・ケベック)進出が決まる。だが、当の本人は「全然考えていない」とあっけらかん。「今回は(12月末の)全日本のために、少しでもいい演技、いい経験ができたらいい」と目標を定めていた。