<ラグビー大学選手権:天理大32-15慶大◇準々決勝◇25日◇瑞穂ラグビー場

 天理大が圧勝で2回戦を勝ち上がり27年ぶりの4強進出を決めた。昨年、一昨年と2年連続で4強の壁に阻まれていた小松節夫監督(48)は「目標にしていた国立に進めてうれしく思います」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。さらに、自慢のBK陣が縦横無尽に走っての完勝劇に「次につながるいいゲームだった」と、手応えをつかんだ。SO立川理道主将(4年)がコイントスで負け、前半は風下に立った。アテが外れた小松監督だったが「キャプテンはいつも(コイントスに)負けるので覚悟はしていた」と想定済みで、前半をしのいだ分、後半一気にたたみかけた。小松監督は「これで部の歴史に並んだ。史上最強となるかどうか、新たな歴史を作りたいですね」と笑った。