飛び込みの男女日本代表が16日、ロンドン五輪出場枠が懸かるW杯(20日開幕、ロンドン)に向けて出発した。北京五輪後に1度は引退しながら現役復帰し、5大会連続出場に挑む男子の寺内健(31=ミキハウス)は「中国で1カ月、合宿してスキルアップした。5位以内を最低ラインに、より高みを目指す」と意気込んだ。

 女子のホープ馬淵優佳(17=JSS宝塚)は「中国合宿で筋力トレーニングを毎日して、筋肉がついて、体重もちょっと増えた。(五輪枠を)意識せず、無心で挑みたい」と話した。

 日本は昨年7月の世界選手権で五輪出場枠を逃し、今回がラストチャンス。日本水連は今大会で、既に出場権を得ている選手を除いた中で、上位3人に入らなければ五輪に派遣しない方針を示している。