<ラグビー:アジア5カ国対抗・日本106-3UAE>◇5日◇福岡・レベルファイブスタジアム

 日本は計16トライを奪って106-3と大勝した。

 18歳のWTB藤田慶和(早大)は日本代表として史上最年少キャップを獲得。6トライを挙げ、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチの国内初戦で期待に応えた。従来の史上最年少キャップおよび最年少トライは、05年クリスチャン・ロアマヌの18歳11カ月で、これを約3カ月更新した。

 東福岡高出身の藤田は試合後「楽しくできた。いつも通りやろうと思った。(他選手から好パスなど)いいアシストをしてもらった。こういう形で(地元に)恩返しができてよかった」と話した。

 ジョーンズ・ヘッドコーチは藤田について「デビュー戦にしてはよかったと思う。でもまだやらなきゃいけないことがあるし、導いてあげたい」と笑顔。WTB広瀬俊朗主将は「彼がボールを持つと、みんなワクワクする。やっている方も楽しかった」と新戦力の活躍を素直に喜んだ。

 日本は本大会5連覇を目指しており、初戦でカザフスタンに87-0で勝ったのに続き2連勝、勝ち点を12に伸ばした。