柔道のロンドン五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権(12、13日・福岡国際センター)に出場する有力選手が11日、福岡市内で記者会見した。

 注目される女子48キロ級の浅見八瑠奈(コマツ)と福見友子(了徳寺学園職)は別々の道場で最終調整を行い、13日の決戦に備えた。代表候補1番手の浅見は「ここまで争ってきて最後の闘いになる。福見さんとは決勝でお互いの力を尽くして闘えればいい」と笑顔で話す。2歳年上のライバルについて「尊敬する人。組み手がうまく、技出しも速い」と敬意を表しつつ「五輪に出たい気持ちがすごく強い」と火花を散らした。

 前回の北京五輪では谷亮子との代表レースに敗れた福見は「自分の手で五輪をつかみにいきたい。勝負だなと思う」と早くも闘志。状態は良く「胸を借りるつもりで自分の柔道をやり切りたい」と完全燃焼を誓った。