<柔道:全日本選抜体重別選手権>◇最終日◇13日◇福岡国際センター

 ロンドン五輪代表の最終選考会を兼ねて男女7階級が行われた。

 注目の女子48キロは福見友子(26=コマツ)が決勝で岡本理帆(18=静岡・藤枝順心高)を延長で下して2年ぶり4度目の優勝。世界選手権2連覇の浅見八瑠奈(24=山梨学院大)は1回戦で岡本に敗れた。

 女子52キロ級の決勝では、世界ランク2位の中村美里(23=三井住友海上)が同1位の西田優香(26=了徳寺学園職)に勝利し、3年連続4度目の優勝。同57キロ級は、五輪出場資格のない宇高菜絵(27=コマツ)が制した。

 男子100キロ超級は、七戸龍(23=九州電力)が決勝で上川大樹(22=京葉ガス)を破って初出場初優勝。4月の全日本選手権で右肩を脱臼した鈴木桂治(31=国士舘大教)は1回戦で敗退した。

 男子81キロ級は世界ランク5位の中井貴裕(21=流通経大)、同100キロ級は穴井隆将(27=天理大職)が優勝。混戦だった同90キロ級は、4月の全日本選手権を制した加藤博剛(26=千葉県警)が五輪代表の有資格者3人を倒して初優勝を飾った。