ビーチバレー女子の人気選手、浅尾美和(26=エスワン)が12日、東京都内で記者会見を行い「ロンドン五輪に出られないことが決まり、気持ちがぷつりと切れてしまった。私なりに努力してきたが、勝てる選手じゃないのかなということも受け止めることができた」と引退を決意した理由を語った。

 何度も涙をこらえながら「悔しい気持ちもあるが、この1年はもう一度ビーチバレーの楽しさが分かった。大好きなままやめたいと思って決意した」と話した。

 今後は「ビーチバレーの魅力を知ってほしい。教室などをやっていきたい」といい、結婚については「大切だなと思う人もいる。近々そうなるかもしれないが、また報告したい」と語った。

 浅尾は競技と並行してタレント活動も行い、ビーチバレー人気を引っ張った。西堀健実(丸善食品工業)と組んだ2009年にビーチバレージャパンで優勝したが、その後は成績が伸び悩んだ。