2000年シドニー五輪柔道の女子57キロ級銅メダリストで、福岡大の柔道部女子監督に就任した日下部基栄氏(34)が5日、福岡市の同大で記者会見し「将来、オリンピック選手が出せるように頑張っていきたい」と抱負を語った。

 アテネ五輪後の05年に引退。これまで指導者経験はないが、女性監督として「女性特有の悩みもある。(部員には)強く、優しい女性になって欲しい」と意気込んだ。

 日本女子代表での暴力指導問題で柔道界が揺れる中での就任に「(男子代表監督の)井上康生くんとは同級生。この世代が頑張って、いろんな流れを変えていきたい」と話した。