2016年リオデジャネイロ五輪の体操男子で3大会ぶりの団体総合金メダルを目指す日本代表の事前合宿地として、日本体操協会がブラジル北東部のアラカジュを最有力候補に挙げていることが29日、分かった。

 日本協会関係者が今月、現地を視察し、リオと同じ海沿いの都市で気候が似ている点や交通事情、治安の良さに好印象を得た。

 日本オリンピック委員会(JOC)は日本選手団の事前合宿地をリオの西約350キロのプライアグランデとする方向で調整しているが、アラカジュに拠点を置くブラジル体操連盟が専用体育館や五輪仕様の器具の提供で協力を約束したことも好材料となった。

 日本協会は体操女子や新体操、トランポリンについてもリオから飛行機で約2時間のアラカジュを候補として検討する。