フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦のフランス杯で2位に入り、3季連続でGPファイナル(12月・バルセロナ)進出を決めた町田樹(関大)が25日、成田空港に帰国した。

 フリーで転倒して違和感を覚えた右足首について「大丈夫。問題ない」と話し、表彰台を逃してきたファイナルを見据え「三度目の正直」と意気込んだ。

 ファイナルでは2012年が6位、13年が4位にとどまった。「どこまでプログラムの完成度を上げて、コンディションを整えられるか。これまでと変わらずにいく」と練習量を落とさずに臨む考えを示した。

 町田は来春に大学を卒業予定。現在は大阪府立臨海スポーツセンターを練習拠点にしており、大学院に進まずに競技を続けるという。18年平昌冬季五輪に向けては「僕が4年後にどの位置にいるかは分からない。流れに身を任せたい」と語った。