早大出身の「イケメン」プロテニスプレーヤーが7日までに、関東信越厚生局麻薬取締部に薬物関連容疑で逮捕されていたことが分かった。最近、芸能人やスポーツ選手、有名大生らが薬物で摘発される事件が相次いでいる中、テニス選手にも広がった格好だ。

 同部に逮捕されたのは、東京都出身のプロテニス選手、宮尾祥慈容疑者(27)。本人の公式ブログ「George

 Style」は3日に「明日からまた集中して練習したいと思います!」と書いたのを最後に更新されておらず、3日以降に逮捕されたとみられる。

 宮尾容疑者が所属契約をしていた会社では7日夜、同容疑者との同日付での契約解除を発表した。同社では「契約違反(法令違反)の事実が発覚し、またその事実が認められたため」「宮尾祥慈に対し損害賠償請求による責任追及をする考え」と説明。ただ「薬物関連での逮捕」を把握しているかどうかについては、同社は「情報収集をしているが、逮捕については(7日夜の時点で)確認できていない」とした。

 宮尾容疑者は早大卒。04年にプロ転向した。大学時代からダブルスで多くのタイトルを手にしてきたが、今夏以降は手首のけがなどに悩まされていたようだ。

 個性派選手でもあり、日本テニス協会のプロフィルの「尊敬する選手」欄は「マイク・タイソン」。公式ブログでは、芸能人や芸能関係者との交友をしばしば記すなど、テニス界以外でも顔が広いようだ。茶髪気味のヘアで、ヒップホップなどの音楽好きも公言。今年年頭には「2008年もマジHIP

 HOPのアップテンポなのりとREGGAE(レゲエ)のメローなのりで昨年以上にテニスを頑張ります」と宣言していたが、そのブログも7日夜、突然閉鎖された。