4月28日開幕の世界卓球選手権(横浜アリーナ)を放送するテレビ東京が、テレビカメラ30~40台態勢で中継を計画していることが11日、分かった。同局関係者によると、総勢100人のスタッフを動員し、プロ野球中継の2~3倍という異例の台数を投入し、選手の動きを追うという。

 同局は最終日の5月5日まで、ゴールデンタイムを含めて連日中継する。注目を集めるコートには8台以上のカメラを設置。福原や平野早矢(ミキハウス)石川佳純(ミキハウスJSC)ら注目選手が登場する際には、天井に1台、コートサイドに6~8台、2階席に1~2台、3階席に2~3台と、プロ野球中継並みの台数で試合を伝える。

 同局関係者は「会場内の特設スタジオや放送席も含めると40台近くになる。野球でも1ケタ台数で中継することはあるので、この台数は異例。国際映像としても使用されるので、世界中に迫力のある映像を流したい」と意気込んでいる。