<スキー:世界ノルディック>◇7日目◇25日◇チェコ・リベレツ

 ノルディックスキーの世界選手権7日目は25日、距離の男女団体スプリント・クラシカルを行い、夏見円(30)と石田正子(28=ともにJR北海道)の日本女子が決勝で五輪と世界選手権を通じて日本距離の最高位となる4位に入った。これまでの最高は07年の札幌大会のスプリントで夏見がマークした5位だった。

 1・3キロを交互に計6周する女子で、主要国際大会では初めて組んだ夏見と石田は1回戦2組を2位で通過した。10チームによる決勝では石田は上りで差を詰め、夏見は下りで一気に前に出て、2~4位を争った。夏見は「メダル争いができたことは自信になった」と話し、石田は「もうちょっと速く走れれば(メダルも)いけたのかな」。1年後のバンクーバー五輪に向けて大きな自信を得た。

 1・6キロを6周する男子で恩田祐一(栄光ゼミナール)と本田尚平(自衛隊)の日本も1回戦2組を3位で突破したが、決勝は最下位の10位だった。