ごぼう抜きの女王・小林祐梨子(20=豊田自動織機)が、23日の国際千葉駅伝で「100人斬り」に挑戦する。全15チームの区間配置が22日に発表され、小林は2年連続の2区(5キロ)が決定した。兵庫・旭丘中で陸上を始めて以来、全国大会や国際大会の駅伝で抜き去った選手はのべ98人。「えぇ!

 あと2人ですか?

 頑張ります!」と3ケタ突破へ目を輝かせた。

 1500メートルの日本記録を保持する小林は、そのスピードが最大の武器。駅伝では7大会連続区間賞を獲得中で、日本人には05年1月以来、14大会連続で負けていない。昨年の同大会も区間新を樹立したが「今年も一番好きな区間を任せてもらえたので、去年以上の走りをしたい」と、さらなる記録更新を視野に入れた。1区の上野からトップでタスキを受けるのが理想だが、3位以下でリレーした時、小林の大記録が見えてくる。