<Fリーグ:エスポラーダ北海道3-4バルドラール浦安>◇第16節◇最終日◇6日◇真駒内セキスイハイムアイスアリーナ

 エスポラーダ北海道がバルドラール浦安に敗れた。連勝は4でストップし、前節までの3位から4位に後退。上位追撃を逃した。副キャプテンの笠間慎也(24)と鈴木裕太郎(25)の中心2選手を欠き、ベストメンバーで臨めなかったことが響いた。

 北海道は終始、相手に主導権を握られた。前半42秒にオウンゴールで先制するも、あとは浦安ペース。前半だけで3点を奪われた。後半に入ってもボールを支配できない状態。この日誕生日を迎えた小野寺隆彦監督(35)が「得意ではない。1つの賭け」というパワープレーを、後半残り5分で敢行した。浦安に追加点を奪われたが、17分と19分に連続得点し、追い詰めた。

 右ひざの故障で笠間、風邪で鈴木が出場できなかった。チーム3点目を挙げた佐々木洋文(27)は「影響あった」と振り返る。パワープレー時、本来ならば笠間がGK役のユニホームを着るが、この日は菅原和紀主将(27)が着用。思うように前線に出られず、攻撃不足は否めなかった。菅原主将は「主力で組めないときもある。全体で力をつけないといけない」と反省の弁を口にした。

 次節12日はアウェーで2位町田と対戦する。この節町田は大阪に敗れており、勝ち点差を埋める機会だった。菅原主将は「(順位を)詰めるチャンスだったのに…」と悔しさをのぞかせた。だが、27日19節で再びホーム(小樽市総合体育館)で町田を迎え撃つ。佐々木は「町田に2回とも勝つ。優勝が目標。年内には2位に上がりたい」と力を込める。連勝は止まったが、チームの勢いは衰えていない。【井上学】