<卓球:日本リーグ・プレーオフ>◇最終日◇20日◇横浜文化体育館

 年間総合王者を決める女子決勝は日立化成(総合3位)が福原愛(ANA)の所属するサンリツ(同1位)を3-1で破って初優勝した。男子決勝は東京アート(総合1位)が6年連続9度目の制覇を果たした。サンリツの4番手で登場した福原は王輝に0-3で敗れた。プレーオフは日本リーグ前後期の総合成績上位の男女各4チームで争った。

 福原は今年1月の全日本選手権の準決勝で敗れた王輝のカットにまたも屈した。「やりにくい部分があって、自分の持っているものすべてを出し切ることができなかった」と悔しさをにじませた。日本女子代表監督も務める日本生命の村上監督は、観戦後に「愛の戦型でカットマンに勝つのは難しい」と指摘。福原のカットマン対策の練習相手に、来年4月から中国人男子留学生を雇うことを明らかにした。