<テニス:全豪オープン>◇3日目◇18日◇オーストラリア、メルボルン・ナショナルテニスセンター◇男女シングルス2回戦ほか

 日本が世界に誇る「エア・ケイ」と「ライジング・キミコ」の夢の混合ダブルス結成が決まった。大会主催者は18日、錦織圭(22=フリー)とクルム伊達公子(41=エステティックTBC)の混合ペアに推薦出場枠を与えることを決定した。錦織は自身の交流サイトで「Go

 Team

 Japan!」と喜びを伝えた。初戦で11年全米混合準優勝のドゥルコ、シュワンク(ともにアルゼンチン)組と対戦する。

 混合に出場できるのは32組。世界ランクで出場が決まるのは上位25組で、2人の世界ランクでは本戦出場に足りなかった。推薦枠は7組分があり、その中の1枠がアジア枠。関係者が同枠を獲得のため大会ディレクターに日参し、ついに射止めた。

 2人とも混合の公式戦初参戦となる。公式戦としては混合は4大大会だけにしかない。そのため波乱も多く、19歳違いの世代を超えた日本男女最高選手のペアの上位進出も夢ではない。この日、錦織は会場でサイン会を実施。約150人の大行列ができた。実力だけではなく人気もうなぎ上りだ。サイン会前には会場外のコートで約1時間ほど練習。今日19日のシングルス2回戦へ「ベストを尽くす。いい練習ができた」と、絶好調をアピールした。【吉松忠弘】