全日本柔道連盟は30日に都内で男子強化委員会を開き、20年東京五輪以降をターゲットにした「育成カデ」カテゴリーを今冬に発足させることを確認した。対象は中1、2年で、カデ(15~17歳)世代より年齢を下げ、長期的視野に立って育成を進める。栄養学や英語の講座などを設ける予定で、各学年の上限は男子20人、女子10人。担当する賀持道明ジュニアヘッドコーチ(44)は「20年、24年を見据えた意識付けが大きい。底上げしたい」と説明。日本男子代表の井上康生監督も「できる限り協力したい」と話した。